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La violence inadmissible -許しがたい暴力-

ベルギー・ブリュッセルの地で起こったテロ。幸いにも友人たちは無事です。友人の中にはテロ当日家族が空港に行くことになっていたかもしれない人もおり、全く他人ごとではない。家族がフランスにいるので、パリ同時多発事件以来、私自身が家族と空港やTGV内でテロに遭遇するイメージを繰り返し想像してしまうし、またそれが容易に想像できてしまう。

ベルギーのブリュッセルは大学院の2年間を過ごした地。私の住んでいた地域も、テロ事件現場からそんなに離れてはいないし、事件の地下鉄駅の一つ隣の駅はよく利用する路線で日常的に通っていた。私のベルギーに暮らす人たちの印象は少しシャイで穏やかで寛容。国内の仏語圏・オランダ語圏の対立はあるけれど、移民を多く受け入れ共存してきた。パリの同時多発テロでの捜査に引き続き、このような形でベルギー・ブリュッセルの街が注目されるのはとても悲しい。La violence inadmissible ‼この暴力の犠牲になられた方のご冥福を日本よりお祈りします。ベルギーで暮らす人々が一日も早く平穏な暮らしを取り戻せますように。シリア難民も返還の決定が下され、ヨーロッパに暮らす移民や難民への風当たりが強くなってしまうのか。言語の壁、互いの慣習への無理解から容易に生まれる嫌悪や敵意。難しい。恐怖心、猜疑心に付け込まれないよう注意深く自分の感情や周囲の反応を観察すること、苦しい時に他人に目を向ける強さを持つことを自分自身に強く言い聞かせる。

         学生時代を過ごしたアパートから見えるベルギーの街

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