とむらいの旅
今年の1月の末に15年来家族のように付き合ってきた友人を亡くしました。同じく親しい友人である旦那さんから数行のメールを受け取り、突然の訃報に何の実感も湧かず、ただ去年の5月に娘を連れて帰省した時に、抱き合った彼女の体の大きさと厚み、温かさ、笑顔や声を頭のなかで繰り返し思い出していました。
ソウルメートというのがあるのなら、きっと彼女は私のソウルメートのひとりだったと思います。いつも私や私の家族のことを考え、彼女にとって外国語である日本語の私のウェブサイトやブログとチェックし、アーティストとしての活動を見守り応援してくれていました。
数年前は「自動翻訳で優美のブログを読んでるけど、ちょっと意味不明な通訳になるわ」「詩的なまでにね!」と笑い合っていました。最近では「最近は自動翻訳も進歩しているわね、結構理解できるわよ」と話してくれていました。
「人間、動物、植物そして鉱物までも・・あらゆるものを寛大に受け入れ、心から愛した人」
葬儀である参列者の方は、友人のことをこう表現していました。本当にまったく、そのとおり・・。
このような個人的なことをここに書くべきかと考えていましたが、彼女が私のブログの熱心な読者だったことを考えると、この場を通じて彼女と交信するような気持ちでここに思いを綴るのも間違いではないように思います。
Marcelle、ありがとう。