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また戦争が

7日に起きた武装組織ハマスのイスラエルへの攻撃のニュースに、大きなショックを受けた。ロシアのウクライナ侵略も継続しているなか、つい先日もアゼルバイジャンがアルメニアとの係争地であるナゴルノカラバフに軍事行動を起こした(軍事行動と軍事侵攻、侵略の違いは何なのか?)のニュースに、ロシアによるウクライナ侵略により今後さらに世界各地で戦争が頻発するのではないかという暗い気持ちになったばかり。


今後、世界の国々の勢力図が流動的になり、流れによっては日本もいつまで「平和」な状況であるかわからないという暗い想像が頭をもたげる。無論、世界中に戦争や紛争がない時はないのだし、自分の暮らす国だけが平和であれば良いわけではない。


今回の衝撃的なニュースのコメント欄には「日本のメディアはジャニーズ事務所の性加害問題ばかりでなく、世界的に重要なニュースや情報を報道すべし」という意見も目にした。何十年も黙殺された性加害の重大な犯罪について、被害を受けた方々がおり、いまだ解決もされていない。世の中に存在する事件や問題その深刻度をニュース同士で比較することは決してできないと思う。(災害や事件事故の緊急性などということはあると思うが)当事者には苦しみがあり、またその苦しみを比較できる単位などないのだから。一方で、日本の少ない主要なキー局のなかで、もっと時間を割いて世界の様々な情勢について多角的で継続的な取材・報道を行うような局やメディアがもっと存在してほしいと強く感じる。喉元過ぎても熱さを忘れないために。


目の前の、より身近な社会がより良くなるように様々な問題について考えることを止めない。行動していく。また同時に世界の情勢についても関心を失わず、歴史を学び、信頼性の高い多角的な情報を集め、考えること。扇動的な意図のある報道や情報発信、ナショナリズムを煽るような情報に警戒すること。国や民族、宗教、文化圏といった集団に属するという関わりよりも、人間と人間であるという関わりの方が優位であると自覚すること。私自身がこれらのこを肝に銘じていく。


私は子供たちが命の危険に脅かされることなく、戦争やそのほか様々な人災や天災で命を奪われたり人の奪うようなことなく、穏やかな世界で生きてほしい。そのために、私たちは知り、考えることを止めてはいけない。

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